二日目は例によってフリータイムなので、ホテルに近いところから、留園→西園(どっちも庭園)
→水郷風情民族園→虎丘山風景区の順に回ろうと計画を立てました。
が、つかまえた自転車タク(三輪)のおっちゃんによると、「留園も西園も狭いくて、
20分で見学出来てしまう。でも周りに食べ物屋なんかがいっぱいあるから、
先に水郷風情民族園に行って、帰りに留園あたりで食事をするといい」とのことだったので、
まずは水郷風情民族園へ。
自転車タクは普通のタクよりも料金が安いのですが、酷暑の中、大汗かきながら
坂を上ってくれるおっちゃんが気の毒になって、ついつい
普通より多めに払ってしまいました。結局タクと変わらず。(笑)
水郷風情民族園は、たぶん運河の一部分を使って観光開発をした施設なのだと思いますが、
なかなかいいところでした。近代化以前の水郷に来た気分になれます。
入場料28元とややお高めではありますが、渡し舟にタダで乗れたり、闘鶏とか歌の
ショーがあったりと、故なく高いわけではありません。
渡し舟。 | 傾いているのは船の上から撮っているから。 |
建物もいい感じ。 | 橋がいっぱいかかっています。 |
お土産屋に、自分で画いた絵や書を売っているおじさんがいまして、その絵が
とても好みだったので、扇子を2本と絵を一枚買いました。
扇面画の状態のものを、20分で扇子に仕上げてくれるというので頼んだら、
20分後に見に行っても出来ておらず、結局40分かかってやっと出来ました。
仕上げがこなれてなくて手作り感いっぱいなところとか、やたら買い叩こうとする客
(私ではありません)に「価値が分からんヤツには売らん!」と怒ってるところとか、
なんだかすごい「中国の貧乏文人」ちっくなおじさんでした。
私はそういう人がダイスキなので、写真を撮らせてもらうのを忘れたのがとても心残り。
「虎丘」へ移動。
春秋時代に呉王夫差が埋葬された場所なのだそうですが、宋代に建設された、1000年以上も古い塔が
建っていまして、なかなか美しかったです。
なんでも15度ぐらい傾いていて、いつ倒壊してもおかしくないのだそうな。
こっちから撮るとあまり傾いて見えませんが。 |
寄った感じ。 |
「虎丘剣池」。文字は顔真卿筆なのだとか。 |
写真スポット目白押しな感じの虎丘、蘇東坡もお気に入りだったそうです。 |
しかぁし! とにかく暑くてですね、へばりました。
近辺でクーラーをかけてくれるお店に入って、かなり遅めの昼食に粉皮とかを食べ
(あれはマメの粉で出来てるのかな? きしめん状の春雨みたいな、透明のちょっと
もちっとした麺です。夏にはのどごし爽やかなのです)早々にホテルに
引き返してしまいました。
……が! またワナがありまして。
政府の命令による節電のため、6時から9時までクーラーが入らん、とかいいやがるのですよ。
しょうがないのでクーラーがかかる時間まで休んで、その後は近場の繁華街へ行きました。
いろいろ買い物したり、ファーストフード風の水餃子のチェーン店(吉野家みたいなもん
ですかね?)で食事したりしましたが、特に面白いネタもないので、本日はこれまで。
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